東京, 1月27日, /AJMEDIA/
ウクライナ東部紛争をめぐり、パリで開かれていたウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの4カ国の高官協議は26日、無条件の停戦順守を支持することで一致した。4カ国高官は2週間以内にベルリンで再協議する。仏大統領府が発表した。
4カ国は、ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力の紛争の停戦を定めた「ミンスク合意」が協議を進める上での基盤と確認。ミンスク合意の履行に関して見解の相違はあるが、「無条件の停戦順守と2020年7月の停戦強化措置の完全順守を支持する」と表明した。
一方、協議に参加したロシアのコザク大統領府副長官によれば、ロシア軍のウクライナ国境付近への集結で緊迫する事態については話し合われなかった。コザク氏は「ウクライナの国内紛争の解決と北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大に関連したウクライナ周辺の緊張緩和は別の交渉であり、互いに関係がない」と主張した。