東京, 7月06日, /AJMEDIA/
【北京時事】中国政府は5日、海外から輸入する海産物などに対する検査と検疫を強化する方針を明らかにした。東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する日本政府の計画を踏まえた措置という。
韓国政府、IAEA報告書を尊重 処理水放出、野党は反発
国際原子力機関(IAEA)は4日、処理水の海洋放出計画について「国際的な安全基準に整合的である」と結論付けた包括報告書を公表。ただ、中国外務省の汪文斌副報道局長は5日の記者会見で「報告書は海洋排出の正当性を証明できない」と反発。中国は海洋環境の監視体制を強化すると説明した。
生態環境省も5日、IAEAの報告書公表を受けてウェブサイトに見解を提示。担当者は、海洋環境の監視で「異常が見つかった場合はすぐに警告を出す」と強調した。