東京, 7月17日, /AJMEDIA/
海外で行われるものとしては最大規模とされる盆踊り大会が16日夜、3年ぶりにマレーシアで開かれ、地元の人たちや現地で暮らす日本人が日本の夏の風物詩を楽しみました。
この盆踊り大会は、日本とマレーシア両国の交流を深めようと、現地の日本人会などが1977年から開いているもので、海外の盆踊り大会としては、最大規模とされています。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて3年ぶりの開催となった昨夜、首都クアラルンプール近郊の会場には、マレーシアの人たちや、現地で暮らす日本人などおよそ5万人が集まりました。
会場の中心に設けられたやぐらの上で日本人学校の子どもたちが「東京音頭」や「花笠音頭」にあわせて踊りを披露すると、周りに集まった大勢の人たちも見よう見まねで踊り、日本の夏の風物詩を楽しんでいました。
ことしの大会をめぐっては開催前に、宗教を担当する閣僚が「盆踊りには宗教的な要素が含まれる」などとして不参加を呼びかけて論争になりましたが、「あくまでも文化的なお祭りだ」と擁護する声も相次ぎ、参加者は前回をおよそ1万5000人上回ったということです。
友人と参加したマレーシア人の女性は「前回より多くの人が参加してうれしい。私にとって盆踊りは文化交流の場ですし、とても楽しいです」話していました。