横田めぐみさんの帰国願う集会 “どんな形であれ早く救出を”

東京, 11月24日, /AJMEDIA/

中学1年生の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの1日も早い帰国を願う集会が都内で開かれ、母親の早紀江さんが「政府にはどんな形であれ早く救出できるように頑張ってもらいたい」と訴えました。

横田めぐみさんは、中学1年生だった1977年11月15日、新潟市の学校から帰る途中に北朝鮮に拉致され、今月で46年がたちました。
23日は都内でめぐみさんの1日も早い帰国を願って集会が開かれ、はじめに、母親の早紀江さんが拉致された当時を振り返り、「なぜあんな元気な子が煙のように消えて何にも持ち物も残っていないのか。虚脱感の中で泣きわめきながら海岸を走り回って探し続ける地獄のような寂しい、悲しい、言いようのない恐ろしさでした」と話しました。
そのうえで、「政府にはどんな形であれ早く救出できるように頑張ってもらいたい。総理大臣が身をていしてでも北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記と会って『解決しないといけない問題なんだ』ということを伝えてほしい」と訴えました。

また、23日は、北朝鮮で一時、めぐみさんと暮らしていた拉致被害者の曽我ひとみさんも参加しました。
曽我さんは北朝鮮にいるとき周りに気づかれないようめぐみさんと小さな声で童謡の「もみじ」を歌った思い出を披露し「めぐみさんも私も歌が大好きなので、めぐみさんが帰ってきたら今度は大きな声で『もみじ』を歌いたいです」と話しました。

そして、「向こうにはめぐみさんや私の母など日本に帰りたい、家族に会いたいと叫んでいる人たちがまだたくさんいてその声がいつも聞こえてきます。諦めたらおしまいなので日本で家族を待っている人、北朝鮮で家族に会いたいと叫び続けている人たち、絶対に諦めないでください」と呼びかけました。

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