東京, 4月4日, /AJMEDIA/
ポーランド訪問中の林芳正外相は3日(日本時間同)、ロシアが侵攻するウクライナから逃れた避難民を帰りの政府専用機に同乗させる案に関し、「避難民の方々を連れて帰る可能性を最後まで追求する。調整中だ」と重ねて表明した。ジェシュフで記者団に語った。これに先立ち、林氏はウクライナと国境を接する南東部メディカを訪れた。
メディカで林氏は出入国審査を行う施設を視察。担当者から避難民受け入れの現状について説明を受けた。同地では支援団体が集まる仮設テントが立ち並び、女性や子どもが食料や水を受け取っていた。
林氏は「国を追われて避難せざるを得ない人々が、一日も早く元の生活に戻れるよう最大限の支援を行っていくとの思いを新たにした」と記者団に語った。
林氏は国境の視察後、同じ南東部のジェシュフに移り、ウクライナ在留邦人の支援業務を続ける日本政府の連絡事務所などで外務省職員らを激励。国連人道問題調整事務所(OCHA)など国際機関関係者とも意見を交わした。