木原、5年目の正直 連勝で王者の牙城崩す―卓球Tリーグ

東京, 3月27日, /AJMEDIA/

一進一退の攻防を制すと、神奈川の木原は腕を突き上げた。「みんなでめっちゃ練習してきて、その成果をここで発揮できた」。土壇場からシングルスで連勝し、早田と伊藤の二枚看板を擁する日本生命の連覇を止めた。
 2―2となり、勝敗が決まる伊藤との第5試合。気持ちを高めて臨み、「最後まで必死にボールに食らいついた」。相手の持ち前の強打に対し、テンポの速いラリーで丁寧にコースを突き応戦した。7―9と追い込まれながらも、4ポイントを連取して終止符。1月の全日本で準優勝した地力を示した。
 Tリーグが創設されてから日本生命に苦杯を喫してきたが、今季は平野らが新たに加わった。選手層が厚みを増し、レギュラーシーズンは悠々と1位で突破。2018年から神奈川でプレーしてきた木原は「4年間ずっと負けていて、やっと勝つことができて本当にうれしい」。18歳は言葉に実感を込めた。

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