最優秀賞に東京の大学生ら 配達エッセーコンテスト―新聞協会

東京, 10月01日, /AJMEDIA/

日本新聞協会は30日、新聞配達に関するエッセーコンテストの受賞者を発表した。最優秀賞に大学1年、木脇真由さん(19)=東京都小平市=の「エール」▽高校3年、焼山美羽さん(17)=千葉県習志野市=の「思い出を胸に抱いて」▽小学6年、田崎香澄さん(12)=宮崎県日之影町=の「ポストに優しさ届いた」が選ばれた。

 木脇さんは受験を控えた雪のクリスマスに、配達員に宛てた感謝のメッセージと板チョコをポストに貼り付けたところ、元旦の朝刊と共に礼状とお守りが投函(とうかん)されていたエピソードをしたためた。

 焼山さんは下校途中に倒れた際、自分の命を救ってくれた配達員が再会直前に病気で亡くなり、感謝と追悼を込めて読み終えた新聞のそばに花を飾るようになった体験を書いた。

 田崎さんは自宅の郵便ポストを手作りしてくれた80歳を超える配達員を訪ねた際、「読者に喜んでもらいたいから」と毎朝3時に起きる生活を40年も続けていると知り、「優しさも届けてくれている」とつづった。

 コンテストは28回目。新聞配達にまつわる「ちょっといい話」などがテーマで、全国から3879編が寄せられた。

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