昆夏美、アンジェラ・アキの楽曲は「没入感がある」 ミュージカル「この世界の片隅に」開幕

東京, 5月11日 /AJMEDIA/

 こうの史代さんが手掛けた漫画が原作のミュージカル「この世界の片隅に」の開幕記念会見が10日、東京・日生劇場で行われ、ダブルキャストでヒロインを演じる昆夏美と大原櫻子、海宝直人、村井良大、音楽を担当したアンジェラ・アキが出席した。

 初演のミュージカルとなる今作は、9日に初日を迎えた。昆は「新しい作品が生まれる瞬間に立ち会えて、本当に光栄です」と笑顔。大原は「(ヒロインの)すずの成長に重きが置かれている。普遍的で、温かい物語になっていると思います」とアピールした。

 2014年に渡米し、作曲を学び直したアンジェラは、ミュージカル音楽作家として再始動し、今作の音楽を手掛けた。会見では「この作品のために4年近くの時間を費やした。ずっとピアノと向き合って(楽曲を)作ってきた」と言い、「原作をリスペクトし、素晴らしい台本を支えられる音楽にしたかった」などと力を込めた。

 そんなアンジェラの音楽について、昆は「(歌唱して)没入感のある楽曲が多いと思います」。大原は「アンジェラさんが『ポップスとして歌っていいよ』と言ってくれたので、楽曲との距離が近くなった。伸び伸びと歌わせていただいている感覚です」と話していた。

 同所で30日まで。その後、6月から7月にかけて全国8カ所で上演される。

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