日本生命、企業年金の利率下げ 21年ぶり、来春0.5%に

東京, 4月6日, /AJMEDIA/

 日本生命保険が企業から預かる団体年金保険の予定利率について、来年4月に現在の年1.25%から0.50%に引き下げることが5日、分かった。引き下げは21年ぶり。長引く低金利で予定利率の維持が困難だと判断した。企業側は将来の給付額を確保するため、運用方法見直しや掛け金積み増しといった対応を迫られる可能性がある。
 日本生命は既に金融庁に利率の引き下げを届け出ており、近く発表する。
 予定利率を引き下げるのは、企業が従業員に提供する団体年金のうち、将来の給付額を約束して企業側が運用の責任を持つ「確定給付企業年金」。採用企業は約1万2000社で、日本生命は約5200社と契約、受託する残高は約5兆5928億円(2021年3月末時点)に上る。

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