日本アカデミー賞「ある男」最優秀作品賞 主演は妻夫木聡さん

東京, 3月11日, /AJMEDIA/

映画関係者が選ぶ今年度の日本アカデミー賞は、石川慶監督の「ある男」が最優秀作品賞を受賞しました。

第46回日本アカデミー賞は、10日夜、東京で部門ごとの最優秀賞が発表され、このうち最優秀作品賞には、石川慶監督の「ある男」が選ばれました。

「ある男」は作家、平野啓一郎さんの同名小説が原作で、事故で亡くなった夫が、実は戸籍と名前を偽っていたことを知った妻から依頼され、主人公の弁護士が夫の正体とその過去を追って調査を行う物語です。

この作品で石川監督は、最優秀編集賞と最優秀監督賞に選ばれたほか、主人公を演じた妻夫木聡さんが最優秀主演男優賞に選ばれるなど「ある男」が8つの部門で最優秀賞を受賞しました。

授賞式で石川監督は「きょうはたまたま賞をいただきましたが、先輩方が作った日本映画という大河をつないでいくバトンなのだと感じています」と話していました。

また、妻夫木さんは「監督と脚本家の2人とは前の作品でも一緒で、今回も脚本の段階から話し合いながら作品に取り組みました。これからも皆さんと一緒に日本映画を盛り上げていけたらと思っています」と話していました。

このほか、最優秀主演女優賞には「ケイコ 目を澄ませて」で聴覚に障害があるプロボクサーの主人公を演じた岸井ゆきのさんが選ばれました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts