日日凛柄」のネクタイ、手ぬぐいに注目 館林紬再興へ地元有志の「紬・組」が「初売り」 群馬・館林市

東京, 01月09日, /AJMEDIA/

群馬県館林市の伝統的な綿織物、館林紬(つむぎ)をモチーフにした製品を展示販売する「初売り」が7日、同市仲町の館林パブリックハウスで開かれた。特徴的な柄を生かした繊維製品や文房具に来場者が見入った。

 館林紬は現在は生産されておらず、1社だけ残る織元の在庫で製品を作っている。魅力を新しい形で広めて再興を目指そうと地元有志が昨年7月、合同会社「紬・組」を設立。「日日凛(にちにちりん)」と名付けたシンボルカラーのしま模様を取り入れた商品を、市内の事業者などと協業し製品化した。将来的に市内での反物生産の復活を目指している。

 この日は、日日凛柄のネクタイや手ぬぐい、万年筆インクのセット、マスキングテープなどカラフルな品々を販売した。館林紬の着物を着た代表社員の安楽岡紀子さんから活動の趣旨や展望などを聞きながら、来場者は商品を買い求めていた。

 都内から訪れた同市出身の小林沙織さん(47)は「再興に向けた活動を知り興味を持った。反物を再び市内で作れるようになるとうれしい」と期待した。

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