東京, 10月25日, /AJMEDIA/
日本大学附属病院の建て替え工事をめぐり、日大元理事らが逮捕された背任事件で、病院の医療機器導入をめぐっても、1億2,000万円以上が流出した疑いがあり、その後、およそ2,700万円が、日大元理事側に送金されていたことがわかった。
日大元理事の井ノ口忠男容疑者(64)と、医療法人グループ前理事長の籔本雅巳容疑者(61)は、日大板橋病院の建て替え工事の設計費を流出させた背任の疑いが持たれている。
関係者によると、病院の医療機器7台の導入をめぐっても、日大側から籔本容疑者側の会社に、機器代金として、1億2,000万円以上が流出した疑いがあることがわかった。
その後、籔本容疑者側から井ノ口容疑者側の会社に、およそ2,700万円が送金されていて、東京地検特捜部も不正な資金の流れを把握していて、捜査を進めている。