日が迫るごとにわくわく」 12月に宇宙旅行の前沢友作氏

東京, 10月15日, /AJMEDIA/

【モスクワ時事】12月にロシア宇宙船ソユーズに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙旅行を予定している実業家の前沢友作氏(45)が14日、モスクワ郊外「星の町」のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで記者会見した。前沢氏は「日が迫るごとにわくわくするばかり。怖さや不安は今のところない」と期待に胸躍らせる心境を話した。

 前沢氏は「すべての訓練が楽しい」とにこやかに語った。一番印象に残ったのは無重力訓練といい、「最初はコントロールが効かなかったが、慣れてくると楽しくなってきた」と述べ、訓練の充実ぶりをうかがわせた。14日は訓練の様子が報道陣に公開された。

 「今回の滞在は日本人の民間人としては初めてのISS滞在となる。大きな責任を感じている」と前沢氏。「民間人ならではの視点で見た宇宙や宇宙から見た地球、あらゆる視点でいろいろなことを発信したい」と語り、インターネット交流サイト(SNS)を通じた情報発信に意欲を示した。

 前沢氏は衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)の創業者。ソユーズでの旅行を提供する米宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズと契約し、12月8日に予定されているカザフスタン・バイコヌール宇宙基地からの打ち上げに向けてロシア国内などで訓練を受けている。宇宙船は3人乗りで、ロシア人宇宙飛行士が船長を務め、前沢氏の関連会社役員平野陽三氏(36)も同乗。ISSには約12日間滞在する。

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