新年へさらなる期待… コロナ「5類」移行で活気再び、イケアもオープンに向け準備佳境

東京, 12月31日, /AJMEDIA/

群馬県前橋市の北関東道前橋南インターチェンジ(IC)南側に広がるショッピングモールの夕暮れ時、グローバル展開する大型店舗が光に照らされ、浮かび上がる。米国発祥の会員制量販店、コストコホールセールの西側に4月、衣料品大手のユニクロがカフェや子どもの遊び場などを備えた新業態の店舗を開業した。隣接地にはスウェーデン家具大手のイケアが1月のオープンに向け準備を進めている。

新型コロナウイルス感染症は5月、感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した。制限されていた社会経済活動が再び活気づいた。ビジネスに行楽にと人々の動きは活発になり、県内経済も温まりつつある。

 物価が世界的に高騰した。海外情勢や円安の影響を受け、光熱費の上昇や各種値上げが県民生活に重くのしかかる。良くも悪くも海外とのつながりを感じ取れる年に、先進7カ国(G7)デジタル・技術相会合が4月、高崎市のGメッセ群馬で開かれた。観光地で見かけるインバウンド(訪日客)は、本県の魅力を世界に発信してくれている。

 4年ぶりの行事が県内のあちこちで開かれ、マスクを外した姿で笑顔が広がった。人間の生活圏でクマの目撃が増加、遠慮なしの酷暑に環境の変化を考えさせられる。猛威を振るうインフルエンザへの対応や、いまだに警戒が続くコロナに向き合う医療機関には感謝を忘れずにいたい。

 平時に戻ったという言葉を聞く一方、変化の波も大きく押し寄せる。そんな時代に、今いるこの場所で幸せを感じるために、それぞれの思いを実現できる新年になることを願う。

北関東道前橋南IC南側に広がるショッピングモール、大型店舗の光が周囲を照らす=前橋市

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