東京, 3月6日, /AJMEDIA/
冷たい雨が降り、強い風も吹いた今季開幕戦。アンダーパーで終えた選手が９人だけだった厳しいラウンドで、この日がプロデビューとなった吉田鈴が２位につけた。「本当にびっくりしている」。２１歳が表情を崩した。
インスタートの前半は、寒さで体が動かずボギーを三つたたいたが、後半に入ると「何とか改善できた」。４番（パー５）は強い向かい風の中、第３打を約１メートルにつけてバーディー。折り返し後はボギーなしで切り抜けた。
昨年、４度目の挑戦でプロテストに合格。最終プロテストは初日に７オーバーと出遅れながらも巻き返し、合格ラインぎりぎりの１９位で通過した。プロとして初めて踏んだ舞台は、「プロテストに比べたら全然」と、緊張感を問題にしなかった。
姉は、米ツアーを主戦場とする優利。大会中はあまり連絡を取り合わないそうだが、それは互いに目の前の競技に集中しているからこそ。「守りに入らず上を目指していきたい」。会心の滑り出しにも気を引き締めた。
