思い出の地で金字塔 シフリン、歴代トップ87勝目―アルペンスキー

東京, 3月15日, /AJMEDIA/

アルペンスキー女子のミカエラ・シフリン=米国=が、新たな金字塔を打ち立てた。11日にスウェーデンのオーレで行われたワールドカップ(W杯)で通算87勝目を挙げ、男子のインゲマル・ステンマルク(スウェーデン)が持つ男女を通じたW杯最多勝利記録を更新。レース後に国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のインタビューに応じ「とても信じられない」と振り返った。
何かの巡り合わせか。85勝で迎えたスウェーデンでの大会。会場のオーレは、17歳だった2012年12月にW杯初勝利を遂げた地だった。10日の大回転を制してステンマルクに並ぶと、翌11日の回転では2位に0秒92差をつける快勝で、一気に記録を塗り替えた。
 貫禄を見せたシフリンは「思い通りの滑りができた。キャリアで最大の名誉」と誇った。ステンマルクはAFP通信に「素晴らしい。初優勝したオーレで記録を更新したのだから」と祝福の談話を寄せた。
 1月にリンゼイ・ボン(米国)の持つ女子最多の82勝に並んだのが、W杯233戦目。通算395戦に出場したボンに比べると、勝率の高さが際立つ。やや強引な比較ながら、シフリンは男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)ら他競技のアスリートの勝率を上回ると紹介した米メディアもあった。
 驚異的なペースで先人の記録を抜き、今回の快挙達成前には2季連続5度目のW杯総合優勝も決めた。13日に28歳になったばかりの第一人者は、まだまだ勝利を積み重ねるだろう。(時事)

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