東京, 10月07日, /AJMEDIA/
【ワシントン、北京時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国外交担当トップの楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)共産党政治局員は6日、スイス・チューリヒで会談した。ロイター通信によると、米政府高官は、バイデン大統領と習近平国家主席が年内にオンライン形式で会談することで原則合意したと明らかにした。
サキ米大統領報道官は記者会見で「どのような形になるかや、いつ行うかについて取り組んでいる」と述べるにとどめ、詳細の言及は避けた。新型コロナウイルスの感染拡大で、習氏は昨年1月のミャンマー訪問以降は外遊しておらず、双方は対面会談は困難と判断したとみられる。
ホワイトハウスによると、サリバン氏は人権問題や新疆ウイグル自治区、香港、南シナ海、台湾などでの中国の行動に懸念を示した。中国外務省によれば、楊氏はこれらの問題で内政干渉をやめるよう改めて要求。中国が譲れない「核心的利益」に関しては今回も平行線をたどった。