市村正親「最後とは言いません!」 30周年の「ミス・サイゴン」、高畑充希「パワフルに」

東京, 2月8日, /AJMEDIA/

 俳優の市村正親、高畑充希らが7日、東京都内で行われたミュージカル「ミス・サイゴン」の製作発表に出席した。
 ベトナム戦争末期、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの恋を描く同作に、市村は1992年の日本初演時からエンジニア役で出演している。一度は“卒業”を表明し、その後に撤回した経緯があるが、この日は「これが最後とは言いません。足腰が立つ限り、やっていきたい」と改めて宣言。「半永久的にできるのでは。『どんな状況にあろうとも、この役を離すもんか』というのが今後の目標です」ともコメントした。
 また、「30年続ける秘訣(ひけつ)」を尋ねられると、「日ごろの努力。あとは他のエンジニアが、あまり大したことがないのかも」とジョークで応じた。その後、「お芝居の神様に気に入られているのかな」と話し、「お客様が初演の頃から愛してくださっている」と感謝を込めた。
 同作は2020年、106回の公演が予定されていたが、コロナ禍のため中止となった。オーディションでキム役をつかんだ高畑は「楽しく稽古が始まったのに(キャストらと)バラバラになってしまう寂しさが強かった」という。
 昆夏美、屋比久知奈とのトリプルキャストでキム役を演じる今公演については、「30歳になったことだし、パワフルな公演にしたいと思っている」と意気込み、「どんなキムになっていくのか、自分自身でも楽しみです」と笑顔を見せた。
 エンジニア役は駒田一、伊礼彼方、東山義久も務める。東京・帝国劇場での本公演は7月29日から。

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