左派オルテガ氏の連続4選確実 政敵排除し大統領選―中米ニカラグア

東京, 11月08日, /AJMEDIA/

中米のニカラグアで7日、任期満了に伴う大統領選挙が実施された。連続4選を目指す反米左派のダニエル・オルテガ大統領(75)ら6人が立候補したが、オルテガ政権は反体制派を次々拘束するなどして自身を脅かしそうな有力候補を選挙から排除しており、同氏の当選は確実。妻で現職のムリジョ氏を副大統領候補に立てており、オルテガ夫妻による独裁的な統治が続くことになる。
 左翼ゲリラ出身でゲリラ残党の与党サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)を率い、「コマンダンテ」(司令官)を名乗るオルテガ氏は「終身大統領」を目指して2014年に憲法の再選禁止規定を撤廃。今年5月ごろからは次々と政敵を「ニカラグアの独立や主権を脅かした」などとして拘束するとともに、自身に批判的な主要新聞を発行停止に追い込むなど、なりふり構わぬ弾圧を行ってきた。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts