東京, 2月18日, /AJMEDIA/
1次リーグ突破を決めているとはいえ、最終順位が次の舞台に関係してくる。川崎の長谷部監督は、「ホームだし自分たちの力を見せて勝利で終わりたい」。最下位の相手を危なげなく退けた。
15日のJ1開幕節から河原を除いて先発10人を入れ替えた。監督の言う「自分たちの力」とは、チーム力も意味する。直近2試合で出場機会の少なかったメンバーも、新指揮官の意図するサッカーを体現してみせた。
慎重な立ち上がりながらも、ボールを動かして迫った。山内のドリブル突破から得たPKで前半のうちに先制すると、堅実な守りが光る。前線からは連動したプレスで襲い、攻め込まれてもブロックは堅く、ゴールには近づかせなかった。
9年ぶり出場のGK安藤ら守備陣は得点を許さず、新体制となって3試合連続の無失点。「チーム全体で戦っているんだということをしっかり見せたい」。車屋の話した通り、層の厚さと完成度の高さを示す勝利となった。