岸田首相 あす党人事 野党 小泉法相の更迭求め攻勢強化へ

東京, 12月21日, /AJMEDIA/

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり岸田総理大臣は、辞表を提出している、自民党の政務調査会長と国会対策委員長の後任人事をあす行って体制の立て直しを図りたい考えです。
一方、野党側は、二階派を離脱した小泉法務大臣の更迭などを求めてさらに攻勢を強めていく方針です。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、安倍派と二階派の事務所が捜索を受けた事件に関連して、安倍派幹部の、萩生田政務調査会長と高木国会対策委員長はいずれも辞表を提出しています。

岸田総理大臣は、萩生田氏の後任に渡海・元文部科学大臣、高木氏の後任に浜田・前防衛大臣を起用する方針で、22日に人事を行うことにしています。

岸田総理大臣としては安倍派の4人の閣僚らを交代させたのに続き、党の要職にいずれも無派閥のベテラン議員を起用して体制の立て直しを図り、来年の通常国会に臨みたい考えです。

一方、小泉法務大臣は二階派の事務所が捜索を受けたことから今後の捜査で誤解を招きたくないとして20日に派閥を離脱しました。

岸田総理大臣は「検察当局を所管する立場から小泉大臣本人の判断で、離脱されたものと承知している。引き続き職責を果たしてもらいたい」と述べました。

これに対し野党各党は国会対策委員長らが会談し、小泉大臣が職を続けるのはふさわしくないとして、更迭を求めていくことで一致しました。

立憲民主党の安住国会対策委員長は「小泉大臣を置いたまま通常国会を果たしてスタートできるかというと、野党各党はネガティブな反応でそう簡単ではない」と政府・自民党をけん制しました。

また野党側は、歴代の安倍派の事務総長に対し、衆議院政治倫理審査会で説明するよう要求していくほか、衆議院総務委員会など関係する委員会で閉会中審査を開催するよう求めていくことも確認していて、さらに岸田政権への攻勢を強めていく方針です。

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