岸田首相パーティーでG7ロゴ入り土産 立民「不適切」、政府「機運醸成」

東京, 3月24日, /AJMEDIA/

 岸田文雄首相の後援会が19日に広島市で開いた政治資金パーティーで、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)のロゴマーク入りのペンとまんじゅうを出席者にお土産として配っていたことが23日、分かった。立憲民主党は同日の参院予算委員会で外務省の使用承認条件に反すると追及。政府側は「サミットの機運醸成」が狙いだとして理解を求めた。
外務省はロゴの使用承認条件の一つに「特定の政治、思想、宗教などの活動を目的とした使用はしない」を挙げている。外務省の担当者は予算委で、後援会による使用について「申請を受け、受理し、承認している」と説明した。
 立民の田名部匡代参院幹事長は「パーティーは明らかな政治活動。承認は不適切と思わないか」とただした。林芳正外相は「主たる目的が政治活動ではなく、サミットの開催機運の醸成にあると認められる申請は承認している」と説明した。
 首相は外相の答弁をなぞりつつ「さまざまな指摘を受けないよう今後とも注意する」と語った。パーティーには首相も出席した。

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