東京, 3月2日, /AJMEDIA/
岸田文雄首相は１日午後の参院予算委員会で、２０２３年春闘に関し「賃上げこそが日本経済の成長に不可欠だとの思いで取り組む」と述べ、政府と労働界、経済界による「政労使会議」などを通じて賃上げを働き掛け、実現を目指す決意を示した。東京五輪・パラリンピックの談合事件に関しては、国費返還を請求する可能性に言及した。
首相は「経済成長と分配の好循環を実現する第一歩が今年春の賃上げだ。政労使の会議を含め、しっかり発信したい」と表明。「意欲ある個人がリスキリング（学び直し）で能力を向上させ、自らの選択で労働移動できるようにする」とも述べた。自民党の丸川珠代元五輪担当相への答弁。
五輪談合事件に関し、首相は「国費が過大に支出されていれば、返還を命じるなど厳正に対応していく」との考えを明らかにした。立憲民主党の徳永
