岡山大教授が論文不正 実験マウス数など捏造

東京, 3月25日, /AJMEDIA/

岡山大は24日、同大学術研究院医歯薬学域の神谷厚範教授が発表したがんに関する論文で不正があったと公表した。実験に使ったマウスの数などで捏造(ねつぞう)が確認されたという。論文は2019年に米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンスに掲載されていた。
岡山大によると、論文はがんを抑制する新しい治療法の可能性を示す内容。実験は以前所属していた国立循環器病研究センター在籍時に行われたが、使用したマウスの数など113カ所の捏造や、同じ画像の使い回しが確認されたとしている。
 外部からの告発を受け、同大と国立循環器病研究センターが21年から調査していた。同大は神谷氏に論文の撤回を勧告しており、今後処分する方針。神谷氏は不正を認定した調査結果に対し、故意ではないと主張しているという。

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