小林製薬 “紅麹サプリ”問題 製造工程に潜む死角とは

東京, 6月10日 /AJMEDIA/

シャーレに浮かんだ、この小さな固まりがすべての原因なのだろうか。
入手した写真には、小林製薬の工場で見つかった青カビが写されていた。

食品工場でよく見つかるものとは違う珍しい種類で、「penicillium adametzioides」という学名の読み方は専門家の間でもはっきりしない。

カビはどこで、どうやって混入したのか。
そして、誰も気づかないまま製品が出荷されてしまったのはなぜなのか。

4月中旬、大阪市は工場に再び調査に入り、壁や天井、器具などについたカビとみられる汚れを綿棒を使って採取した。

汚れは「培養室」や「試験室」など紅麹の製造に関わる5つの部屋の24か所で確認された。

大阪健康安全基盤研究所で分析した結果、このうち6か所から青カビが検出された。

見つかったのは、紅麹のサプリメントに混入した物質、「プベルル酸」をつくるカビと同じ種類だった。

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