東京, 10月07日, /AJMEDIA/
7日朝、神奈川県秦野市の畑に小型のヘリコプターが墜落し、操縦していたとみられる男性が死亡しました。
警察と消防が詳しい状況を調べています。
7日午前7時前、神奈川県秦野市今泉で「上からヘリコプターがおりてきて、その後見えなくなった」と通行人から警察に通報がありました。
警察によりますと、畑のあぜ道に小型のヘリコプターが墜落し、操縦士とみられる若い男性が近くに倒れていたということで、男性は病院に運ばれましたがその後死亡しました。
ほかに巻き込まれた人はいませんでした。
機体は原形をとどめないほど壊れていて、ローターブレードは大きく折れ曲がっています。
警察や国土交通省によりますと、ヘリコプターに乗っていたのは1人で、神奈川県大井町のヘリポートを午前6時半すぎに離陸し、千葉県木更津市に向かっていたということです。
警察は死亡した男性の身元の確認を進めるとともに、詳しい状況を調べています。
また、国の運輸安全委員会は航空事故調査官2人を7日午後、現地に派遣し、機体の状況などを確認して原因を調査することにしています。
現場は小田急小田原線の秦野駅から南西に1.5キロほど離れた畑などが広がる場所で、およそ100メートルのところには住宅もあります。
国土交通省によりますと、墜落したのはアメリカの航空機メーカーが生産する「ロビンソンR22型機」です。
メーカーのホームページなどによりますと、2人乗りの小型ヘリコプターで、40年以上にわたり世界各地で訓練機や自家用機などとして使われているということです。
現場近くでジョギングしていたという60代の男性は「普通のヘリコプターの音よりも小さくて低い音が聞こえて、おかしいなと思っていたら急に音が消えました。ヘリが墜落したと聞いて、その音だったかもしれないと思いました。近くの住宅に落ちたらと思うと怖いです」と話していました。
現場近くに住む50代の男性は「この辺りはのどかな場所で、こんな事故は今までなかったです。そばにある住宅に落ちていたらと思うと怖いです」と話していました。