将棋 女流王将戦第3局 挑戦者が体調不良で不戦敗 防衛決まる

東京, 10月29日, /AJMEDIA/

29日に行われる予定だった将棋の女流タイトル戦「女流王将戦」の第3局で、挑戦者の福間香奈 女流五冠(32)が体調不良のため対局できなくなり、不戦敗となりました。これにより西山朋佳 女流三冠(29)のタイトル防衛が決まりました。

福間女流五冠は、「女流王将戦」三番勝負でタイトルを持つ西山女流三冠に挑戦し、1局目は勝ちましたが2局目は体調不良のため不戦敗となり、1勝1敗となっていました。

第3局は29日、東京の将棋会館で行われる予定でしたが、日本将棋連盟によりますと、福間女流五冠から体調不良のため対局できないと申し出があったため、規定に基づいて協議した結果、不戦敗とすることを決めたということです。

これにより、西山女流三冠の2勝1敗となり、3連覇でタイトル防衛が決まるとともに、通算5期獲得で女流タイトルの永世称号「クイーン王将」の資格を得ました。

福間女流五冠はことし8月に妊娠を公表し、11月17日からおよそ3か月間、出産のため休場することになっています。

福間女流五冠は、ことし8月から行われていた女流タイトル戦「白玲戦」でも体調不良のため2局連続で不戦敗となり、西山女流三冠のタイトル防衛でシリーズが決着しています。

日本将棋連盟は「今後の対局日程調整の難しさや放送日程変更に伴う準備状況などを総合的に勘案し、このような判断に至った次第です。皆様にはご理解を賜りますようお願い申し上げます」としています。

福間女流五冠は11月5日からタイトル防衛がかかる「倉敷藤花戦」が控えています。

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