東京, 4月4日, /AJMEDIA/
旧ユーゴスラビア構成国セルビアで3日、大統領選の投票が行われ、ロシアに融和的な現職のブチッチ大統領(52)が再選を確実にした。任期は5年。同時に行われた議会選(一院制、定数250、任期4年)でも、ブチッチ氏率いる右派与党、セルビア進歩党が勝利する見通しとなった。
出口調査によると、大統領選でブチッチ氏は約6割の票を獲得した。進歩党の議会選での得票率は4割と、第1党の座を維持した。ブチッチ氏は「多くの人が投票し、セルビア社会の民主性を示してくれたことをうれしく思う」と表明した。
ブチッチ氏は欧州連合(EU)加盟を目指す一方、ロシアとの関係も重視。ロシアのウクライナ侵攻を非難する国連総会の決議では賛成にまわったが、対ロ制裁には加わらず、欧州とロシアの間でバランスを取ることに腐心してきた。