対イラン非難決議採択 核開発に危機感、反発必至―IAEA

東京, 6月6日 /AJMEDIA/

ウィーンで開かれている国際原子力機関(IAEA)の理事会は5日、核開発を続けるイランにIAEAの監視や調査に応じるよう求める決議を賛成多数で採択した。理事国35カ国中、20カ国が賛成。反対はロシアと中国だけだった。対イラン非難決議の採択は2022年11月以来。

 イランが核開発を制限する見返りとして、米欧が制裁を解除する核合意が事実上崩壊する中、イランはIAEAによる核施設の監視強化や実態調査への協力を拒んできた。濃縮度60%のウランの蓄積量は核兵器3個分超に達しており、危機感を強めた英仏独が決議案を提出した。イランが反発して開発をさらにエスカレートさせる恐れもある。

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