東京, 4月25日, /AJMEDIA/
ロッテの寺地が意地を見せた。同点の七回に決勝のスクイズ。犠打は全く自信がないというが、「何とか決めてやろうという気持ちはあった」。
1死からポランコが振り逃げで出塁すると、投手の悪送球で一、三塁に好機が広がった。打席へ向かう寺地にベンチから出たサインはスクイズ。1球目の低め直球を狙い通り一塁側に転がし、走者をかえした。吉井監督は「あいつ、バントうまいですよ。高校の時にかなり練習してたんじゃないかな」と目を細めた。
守備では捕手として投手陣をリード。先発ボスが一回に先制ソロを浴びたが、その後は得点圏に走者を背負っても追加点は与えなかった。
高知・明徳義塾高からドラフト5位で入団。2年目の今季は18日にプロ1号を含む2本塁打を放つなど、打撃が低調なチームで存在感を示している。「まだまだ不安や緊張はあるが、試合に入ったらやってやるぞという気持ち」と寺地。正捕手の佐藤が不在の中、19歳が新たな風を吹かせている。