富山 入善町の沖合に洋上風力発電所 完成祝う式典

東京, 10月18日, /AJMEDIA/

富山県入善町の沖合で建設が進められてきた、県内で初めての洋上風力発電所が完成し、先月下旬に営業運転を開始したことから、17日、完成を祝う式典が行われました。

完成した洋上風力発電所は入善町の沖合にあり、羽根の直径およそ130メートルの風車3基が設置されています。

17日は管理棟の前で完成を祝う式典が行われ、この発電所の運営会社に出資、参画している、秋田市に本社がある風力発電事業者「ウェンティ・ジャパン」や、北陸電力の社長のほか、入善町長などおよそ50人が参加しました。

発電所の最大出力は7500キロワットで、発電した電力は「固定価格買取制度」を活用して北陸電力に販売するということです。

事業費はおよそ60億円で、当初はおととし3月に発電を始める予定でしたが、計画の見直しなどの影響で遅れ、先月22日に営業運転を始めたということです。

会社側によりますと、民間の資金で、港湾などを除いた一般海域で洋上風力発電を行うのは日本で初めてで、洋上風力発電所としては北陸で初めてだということです。

「ウェンティ・ジャパン」の佐藤裕之社長は「漁業関係者と協議を十分に重ねてきたので、共生していけると思う。日本は洋上風力発電を進める必要があり、この地域で設備増強の環境が整ったら次のステップに踏み出したい」と話していました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts