東京, 10月18日, /AJMEDIA/
「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生だ」。立憲民主党の野田佳彦元首相は17日、自らのブログに、25日にも行う安倍晋三元首相の追悼演説に関してこう記し、「かませ犬みたいだ」などと現在の心境を吐露した。
野田氏は首相在任中の2012年11月の党首討論で、野党自民党の総裁だった安倍氏に「解散してもいい」と表明。その結果、翌月の政権交代につながった。ブログでこれに触れ、「長期政権が誕生するきっかけとなった因縁がある上に、その最期にも立ち会う運命になるとは」とつづった。
また、先月の国葬での菅義偉前首相の弔辞に言及し、「菅氏ほど(安倍氏と)豊富なエピソードもない」と説明。一方で「論敵の旅立ちにエールを送る」ことの意義を説き、演説原稿を「練りに練る」と意欲を示した。