安保・防衛の「依存低減」 対中国は独自利益追求―EU首脳会議

東京, 10月06日, /AJMEDIA/

【クラーニ(スロベニア)時事】欧州連合(EU)は5日、議長国スロベニア北西部クラーニで首脳会議を開き、安全保障・防衛戦略を協議した。ミシェルEU大統領は議論を総括する声明で、「重大な依存を減らすことでEUの強靱(きょうじん)さを高める」と表明。過度な米国依存への懸念が広がっている現状を踏まえ、自立性を強化していく方針を確認した。

 声明はまた、中国について「競争相手であり、連携相手でもある」と指摘し、「われわれの独自利益を追求する」とうたった。米国は中国との対決姿勢を明確にしているが、EUとしては中国と相互利益を得る機会を模索していく構えを見せた。
 EU内では、米軍のアフガニスタン撤収に伴う退避活動の混乱や、フランスを除外した米英豪による新たな安保枠組み立ち上げを受け、対米不信が高まっている。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts