宇宙飛行前に古川聡さんが会見「着実に仕事をしていきたい」

東京, 7月27日, /AJMEDIA/

8月から国際宇宙ステーションに、およそ半年間にわたって長期滞在する予定の宇宙飛行士の古川聡さんが会見を開き、「これまで積み重ねてきた訓練を生かして着実にしっかりと仕事をしていきたい」と意気込みを語りました。

古川さんは早ければ8月17日にもアメリカの民間宇宙船、「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションに向かい、およそ半年間、長期滞在して、さまざまな実験などを行う予定です。

古川さんは訓練を行っているアメリカのヒューストンから日本時間の26日オンラインで記者会見に参加しました。

古川さんは「いよいよ最終段階に入ってきたと感じています。これまで積み重ねてきた訓練を生かして、着実にしっかりと仕事をしていきたい」と意気込みを語った上で、今回のミッションでは重力が極めて小さい国際宇宙ステーションで実験することで医学分野などで人類に役立つ成果を得ることと今後の有人宇宙探査に向けた技術開発の2つが主要なテーマだと説明しました。

また今回、国際宇宙ステーションに向かう4人は日本の古川さんのほかアメリカ、デンマーク、ロシアと国籍や経歴がそれぞれ異なることに触れ、「宇宙開発には国際協力がとても大事で、それぞれが違った背景や経験があるので、強みを生かすことで強いチームになると考えている」と期待をにじませました。

古川さんは横浜市生まれの59歳。

2011年にロシアの宇宙船「ソユーズ」で初めての宇宙飛行を行い、今回が2度目となります。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts