大谷翔平 移籍後初 ファンと交流 “一緒に戦えたら最高”

東京, 02月04 /AJMEDIA/

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がチームのイベントで移籍後初めてファンの前に姿を見せ、「ワールドシリーズ優勝だけを目指しているので、ファンの皆さんと一緒に戦えたら最高だ」と呼びかけて、会場の盛り上げに一役買いました。

大谷選手は3日、カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた球団主催のファン感謝イベントに参加しました。

グラウンドでは選手や監督によるトークショーが行われ、大谷選手が一番最後にステージに姿を見せると詰めかけた多くのファンがスマートフォンで写真や動画を撮っていました。

トークショーで大谷選手は、司会者から青のユニフォーム姿のファンで埋まった様子を見てどう思うか尋ねられると赤いユニフォームだったエンジェルス時代を振り返りながら「赤とは真逆なので、ようやくドジャースに来たと実感している。ドジャースのチームの一員になったと感じている」と答えました。

また、通訳の水原一平さんとの関係性について聞かれると「ビジネスの関係なので友達ではなく割り切ってつきあってる」と冗談を交えて答え、会場の笑いを誘っていました。

そして、最後に「ワールドシリーズの優勝だけを目指しているので、ファンの皆さんと一緒に戦えたら最高だ」とファンに向けて語りかけると会場は大きな歓声と拍手に包まれました。

報道陣の取材にも応じた大谷選手は、去年手術した右ひじの状況について「ティーバッティングとトスバッティングはだいたい100%できる感じ。キャンプではマシンのボールを打つ練習などが始まってくると思う」とリハビリが順調に進んでいることを明かし、「このままのスケジュールで行けば開幕戦に間に合うと思う」として3月20日に韓国で行われる開幕戦での復帰に意欲を示しました。

また、ピッチングについても「キャンプで軽いスローイングから始めて、若干慎重に行くと思う」と見通しを話しました。

大谷選手はこのあと今月9日からアリゾナ州で始まるキャンプでシーズン開幕に向けた準備を進めることにしています。

ファン「はやく彼のプレーが見たい」
今回のイベントは移籍後、初めて大谷選手がファンの前に姿を見せるということもあり、用意された3万5000枚のチケットは完売しました。

期待の高さを表すように会場では大谷選手のユニフォームを着た人たちの姿が見られたほか、大谷選手や山本由伸投手のTシャツや、背番号が入ったボールなどのグッズを多くのファンが買い求めていました。

大谷選手の背番号入りのボールを購入した女性は「すばらしい選手でエンジェルスを羨ましいと思っていたので、とても興奮しています」と話していました。

5月16日と8月28日の試合の際には大谷選手の首振り人形が配られることになっていて、この女性は「人形が配られる日の試合のチケットもすでに購入しました。はやく彼のプレーが見たい。すばらしいシーズンを楽しみにしています」と話し、シーズン開幕を心待ちにしている様子でした。

大谷選手のトークショーを見ていた男性は「人柄を知ることができて楽しかったです。生まれた時からドジャースファンですが、史上最高の選手が来てくれたので、ことしが一番楽しみなシーズンです」と話していました。

また、家族で訪れていたロサンゼルス在住の日本人の男性は「ずっと見たかったのでうれしかったです。ドジャースに来てから現地の人たちもより盛り上がっていると感じます」と話していました。

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