大谷、投打に力込め 164キロにセーフティーバント―WBC

東京, 3月17日, /AJMEDIA/

1次リーグ初戦に比べ、ギアを一段階上げたような投球。大谷はスタンドに届くほどの声を出しながら強い球を投げ込んだ。
スライダーを軸に組み立てた前回とは違い、速球とスプリットが多め。「一発を警戒して、万が一が起きないような球を選んで投げた」と説明する。味方が好機を逸した直後の二回、先頭打者を観衆がどよめく164キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、3人で片付けた。
 先制の4点が入った後の四回は、2死一塁から四球を出して迎えたピンチで、速球を続ける。左翼への大きな飛球を吉田が好捕すると、右拳を握って気合を表に出した。
 大会を通じて笑顔が多く、楽しそうに見えるが、やはりこだわっているのは勝利。三回に1死一塁から見せたセーフティーバントも、勝つ確率を上げるための手段だった。「日本の勝利より優先する自分のプライドとかはなかった」
 五回途中で降板したが、打者としては最後まで出場し、ベンチでも声を出し続けた。準決勝、さらにその先へ向け、「あと2試合あるので、引き続き気を引き締めて頑張りたい」と力を込めた。

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