大谷、完璧16号 本拠地で久々、大勝導く―米大リーグ・ドジャース

東京, 6月12日 /AJMEDIA/

 打った瞬間にスタンドインを確信したように、ゆっくりと歩きだした。六回1死一塁。ドジャースの大谷が真ん中高めの92.2マイル(約148キロ)を完璧に捉え、右中間席へ16号2ランを運んだ。試合後のテレビインタビューで、「甘い球を最後にしっかりといい形で打てた」と振り返った納得の一振り。5月17日以来、久しぶりに出た本拠地での一発に、5万1416人が入った球場が歓声に包まれた。

 大谷に5試合ぶりの本塁打が出ると、続くフリーマン、さらにT・エルナンデス、ヘーワードが次々とアーチを架けた。ドジャースの1イニング4本塁打は2021年9月29日以来。今季最多の15得点で、昨季ワールドシリーズ王者のレンジャーズを圧倒した。

 大谷は昨年6月に15本塁打を放つ活躍で月間最優秀選手(MVP)に選ばれたが、今年の6月はまだ打率2割2分2厘、2本塁打、5打点にとどまっている。試合後のインタビューでは打撃の状態について、「(前日の)休みを挟んで、新たな気持ちでいい感触だったと思う。これを継続していきたい」と言葉に力を込めた。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts