東京, 2月22日, /AJMEDIA/
壺井は重圧にのみこまれた。男子フリーで二つ組み込んだ4回転サルコーは、いずれもステップアウトで減点。SPから苦しんだジャンプを修正し切れず、ステップやスピンでもレベルを取りこぼした。「足に力が入らなくて、いつも以上に体力を奪われるような試合だった」とうなだれた。
シニア初の主要国際大会。挑戦者の気持ちで臨んで表彰台に立ったNHK杯、全日本選手権とは心持ちが全く違い、課題が残った。「世界選手権代表ということで注目度も違う。本気で結果を求めて臨む試合だったので緊張もすごく感じた」
試合後には、指導を受ける中野園子コーチから「このまま世界選手権に行ったら全然駄目。もっと追い込もう」と、厳しい言葉を掛けられた。
五輪出場枠が懸かる大舞台は約1カ月後。「どんな重圧が掛かっても、最高のパフォーマンスを本番で披露できるように」と前を向いた。