東京, 11月27日, /AJMEDIA/
大相撲九州場所の十両は幕内経験者の琴勝峰が大の里との優勝決定戦に勝って3回目の優勝を果たしました。
九州場所の十両は25日の14日目を終えた時点で佐渡ヶ嶽部屋の琴勝峰と二所ノ関部屋の大の里の2人が3敗でトップに並びました。
千秋楽の26日、先に取り組みがあった大の里は水戸龍に寄り切りで勝ち、その後、琴勝峰も朝紅龍に突き出しで勝って2人が3敗でならんだため、優勝決定戦が行われました。
優勝決定戦では琴勝峰が上手投げで勝って3回目の十両優勝を果たしました。
琴勝峰は千葉県柏市出身の24歳。
強豪の埼玉栄高校を卒業後、平成29年の九州場所で初土俵を踏みました。
身長1メートル90センチ、体重164キロの恵まれた体格を生かした突き押し相撲に加えて、四つ相撲も得意としています。
令和元年の九州場所で新十両となり、翌年の春場所では十両優勝を果たし、この年の名古屋場所で新入幕を果たしました。
幕内でも前頭3枚目まで番付を上げた実績がありますが先場所は幕内で5勝10敗と精彩を欠き、今場所は11場所ぶりに十両に番付を下げていました。
ただ、3日目から8連勝とするなど白星を重ね、8日目には優勝を争った大の里に勝っていました。
琴勝峰は「思ったとおりの立ち合いができて、体が動いてくれたのでよかった。自分の立ち合い、自分の流れで相撲が取れるように稽古していきたい」と話していました。