東京, 1月17日, /AJMEDIA/
第1セットを接戦の末に落としたところで、大坂は棄権を決断した。大会前から痛めていた腹筋のけがが悪化し、本来の強力なサーブが打てなくなっていた。「自分のサーブは爆発的。サーブを打てていれば、もっと勝ち進めたはず」と記者会見で無念さをあらわにした。
第1セットは5―2とリードしたが、その後は腕だけに頼って打つサーブが増え、5―5と追い付かれた。手当てを受けながらプレーを続行したものの、6―6で迎えたタイブレークでは甘い返球を鋭く打ち返された。セットを奪われた直後に棄権を申し出て、今年の全豪が終わった。
年末年始に行われたニュージーランドでのASBクラシックでも、腹筋の負傷のため決勝を途中棄権していた。「10代の頃から少なくとも年1回は腹筋を痛めている」という大坂は、「きょうはけがの割にはよくプレーできた。健康に戻る道筋を見つけたい」と自分を慰めるように語った。