地域の観光、中長期の成長を 村山USJ社長

東京, 6月1日, /AJMEDIA/

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)の社長に1日付で就任した村山卓氏(53)は、時事通信などのインタビューに応じた。「これから5~10年、地域の観光を成長させていく」と抱負を語り、大阪市とも連携していく考えを示した。

 コロナ禍から業績が回復したUSJは2023年、世界のテーマパークの中で集客数3位を記録した。村山氏は「クリスマスやハロウィーンなど、季節ごとにイベントやゲストサービスが全く異なり、いつ来ても新たな発見がある」と強調。国内外からの来場者に高く評価されていると分析した。

 2820万人の来場を目指す大阪・関西万博については「大阪ベイエリアが観光地として成長するための試金石になる」と指摘。今後、交通の便や宿泊施設などについて課題を探る。

 村山氏は同社初の生え抜きで、21年ぶりの日本人社長となった。「東京一極集中をUSJから変えていくという気持ちを社長になる前からずっと持っていた」として、関西全体の観光活性化にも取り組む意欲を示した。

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