東京, 8月6日, /AJMEDIA/
核拡散防止条約(NPT)再検討会議が開かれているニューヨークの国連本部で5日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が主催する「原爆展」が始まった。約50枚のパネルや遺品の展示を通じ、広島、長崎の被爆の実相と核廃絶の必要性に対する国際理解を深めたい考えだ。
開催式典で木戸季市事務局長(82)は、77年前に長崎で被爆した当時を振り返り「遺骨がどこにあるかも分からない。それまで生きてきた人間の全てが消されてしまう」と核兵器の非人道性を強調。NPT会議のスラウビネン議長も登壇し「広島、長崎への原爆投下は、人類への投下だ」と述べ、会議での議論進展を誓った。