国内避難民、帰還始まる 北部へバスで千人―アフガン首都

東京, 10月03日, /AJMEDIA/

【カブールAFP時事】アフガニスタンの首都カブールの公園などに、戦闘を逃れ地方から避難してきていた人々の帰還が始まっている。北部クンドゥズからカブールへ避難していたハディさん(39)は「少し治安は良くなった。故郷の状態は改善している」と帰郷の理由を語った。

 カブールの公園はテントが並ぶ臨時の避難民キャンプとなってきた。衛生状態は非常に悪い。
 慈善団体「アフガン女性ボランティア協会」は9月30日、バスを何台も用意し、1000人を超える避難民のクンドゥズ帰郷を支援した。当面の生活費として1家族1万アフガニ(約1万2000円)を提供、小麦粉や食用油、米、豆といった食料品の配給も行って帰郷を促した。

 ハディさんは「戦争があったから逃げざるを得なかった。家も破壊された。でも帰らないといけない。選択肢はない」と語った。帰郷しても仕事の当てはない。国連人道問題調整事務所(OCHA)の推計では、こうした国内避難民は63万人以上いるとみられている。

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