東京, 12月07日, /AJMEDIA/
囲碁の七大タイトルの1つ「天元戦」の五番勝負で挑戦者の一力遼二冠(26)がタイトルを持つ関航太郎天元(22)に勝ち、自身初の「三冠」を達成しました。
囲碁の七大タイトルの1つ、「天元戦」の五番勝負は挑戦者の一力遼二冠がタイトルを持つ関航太郎天元に対し、これまで2勝1敗でタイトル獲得まであと1勝としていました。
6日、兵庫県洲本市で行われた第4局は挑戦者の一力二冠が序盤からリードする展開となり、終始、優勢に対局を進めた結果、午後5時40分、後手で白番の一力二冠が242手までで中押し勝ちし、3勝1敗でタイトルを獲得しました。
一力二冠はこれで自身初の「三冠」を達成しました。
対局後、一力三冠は「乱れた部分も多かったので反省点も多い内容とは思うが自分なりには精いっぱいできた。結果を出すことができてよかったが、まだ改善できる点はいろいろあると思うので、今後も気を引き締めてやっていきたい」と話していました。
一方で、敗れた関さんは「最後は自分でもびっくりするようなミスが出てしまった。課題が多いなと感じてはいたが、終盤でこんなに自分が乱れてしまうのは残念だった」と話していました。