司法制度見直し、関連法可決 大規模抗議で混乱拡大懸念―イスラエル

東京, 7月25日, /AJMEDIA/

【カイロ時事】イスラエル国会は24日、ネタニヤフ政権が進める裁判所の権限を縮小する司法制度見直しの関連法案を賛成多数で可決した。政権へのチェック機能が低下するとの懸念から、大規模な抗議活動が行われており、混乱が拡大する恐れがある。
民主主義後退に懸念、デモ継続 司法制度見直し法案可決―イスラエル

 イスラエルでは最高裁が「合理性」を基準に政府の決定を無効化できるが、法案はこの権限をなくす内容。司法制度見直しの関連法案が承認されるのは初めてとなる。
 報道によると、採決に先立つ国会の全体審議でレビン法相は、国民に選ばれた議員に代わり裁判官が妥当性を判断すること自体「合理的なのか」と主張。これに対し野党イェシュアティド党首のラピド前首相は、法案への賛成票は「国家、国民、国防を弱体化させる」と反論した。

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