反増税デモで5人死亡 議会突入、警察と衝突―ケニア

東京, 6月26日 /AJMEDIA/

 ケニアの首都ナイロビで25日、若者主導のデモ隊と治安部隊が衝突し、少なくとも5人が死亡した。デモは増税法案に反対するもので、一部参加者は封鎖を突破して議会敷地内に突入、議員らが避難する事態となった。

 AFP通信などによると、デモは2週間前からおおかた平和的に行われていたが、25日、一部が警官隊に投石するなど暴徒化し混乱が拡大。軍も動員されて鎮圧に当たった。地元団体によると、デモ隊に対し催涙ガスのほか実弾も使われ、撃たれた5人が死亡、負傷者も多数出た。

 ルト大統領は記者会見で「デモが危険な人々にハイジャックされた」と述べ、「暴力と無秩序」をもたらす行動を厳しく取り締まる考えを強調。国連や米国は事態を懸念し、当局に自制を促した。

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