東京, 12月23日, /AJMEDIA/
日本列島は23日、北海道付近の低気圧の影響で、沿岸部を中心に風が吹き荒れ、北海道や北陸、中国地方で大雪となった。気象庁は石川県に「顕著な大雪に関する情報」を発表。26日ごろまで冬型の気圧配置が強まり、上空に寒気が流入するとみられ、大雪や猛吹雪、高波に警戒が必要という。国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。
北海道えりも町・襟裳岬で23日午前0時半すぎに最大瞬間風速42.7メートル、金沢市で午前3時15分すぎに同31.2メートルを観測。北海道遠軽町では24時間降雪量が午前8時までに69センチ、広島県庄原市で46センチに上り、富山県高岡市では6時間降雪量が26センチとなった。
高速道路は道東道(北海道)や中国道、山陽道、九州道などの一部区間が通行止めとなった。JRは北陸線や山陰線などの運転見合わせ、山陽線の遅れなどが生じた。全日空は能登空港で全便欠航となったほか、稚内、釧路、新潟、富山、小松空港で一部欠航。日本航空も日本海側の空港などで欠航が相次いだ。
24日午前6時までの24時間予想降雪量は多い所で、北陸100センチ、東北と東海、中国70センチ、北海道と近畿60センチ、四国50センチ、九州北部40センチ、関東甲信30センチ、九州南部20センチ。
その後、25日午前6時までの同降雪量は、北陸と中国50~70センチ、東北と関東甲信40~60センチ、北海道と東海、近畿30~50センチ、九州北部10~20センチ、九州南部5~10センチ。
さらに26日午前6時までの同降雪量は、北陸30~50センチ、東海20~40センチ。
北海道から九州にかけて23日に予想される最大瞬間風速は30~35メートル、波の高さは6~8メートル。