東京, 10月12日, /AJMEDIA/
北朝鮮がロシアとの国交を樹立してから12日で75年です。キム・ジョンウン(金正恩)総書記のロシア訪問からちょうど1か月というタイミングでもあり、今月中に行われる見通しのラブロフ外相の訪朝を控えて蜜月ぶりをアピールするとみられます。
北朝鮮とロシアは、旧ソビエト時代の1948年に国交を樹立してから12日で75年になります。
キム・ジョンウン総書記が先月12日に専用列車でロシア極東を4年ぶりに訪問してからちょうど1か月というタイミングでもあり、北朝鮮は、今月中に行われる見通しのラブロフ外相の訪朝を控えて、記念切手を発行したのに続き、国営メディアを通じて両国の蜜月ぶりをアピールするとみられます。
キム総書記は、先のプーチン大統領との首脳会談で戦略的協力の強化で一致し、帰国後の会議ではロシアとの関係をすべての分野で高い段階に発展させる措置の実行を指示しました。
こうした中、アメリカの研究グループは、このほどロ朝国境付近を撮影した衛星写真を分析した結果、北朝鮮側の鉄道施設でこれまでになく多い70両余りの貨車が確認されたとして、北朝鮮がロシアへの武器供与を始めたのではないかとする見方を示しています。
また、北朝鮮が2回連続で打ち上げに失敗した軍事偵察衛星について、3回目の打ち上げを今月中に行うと予告している中、弾道ミサイル開発にも直結する宇宙開発技術をロシアが支援することも懸念されています。