出直し誓う荒井 完成度高め切れず―世界水泳・飛び込み

東京, 6月28日, /AJMEDIA/

 荒井は女子高飛び込み決勝で6位にとどまり、物足りなさが残った。5位だった準決勝よりも得点を落とし、「決められるところを決め切れていない」とうなだれた。
 5回の試技のうち、三つは難易度が2点台と高くない。だからこそ、完成度の高さがポイントだった。高飛び込みを本格的に始めた当初から取り組み、体に染み付いている演技構成だったが、入水姿勢が乱れて足の甲で水面をたたいてしまうミスも。最後のダイブはうまくまとめたものの、得点は伸びなかった。
 この種目は昨年の東京五輪で予選敗退。思い入れが強い分、過度に意識してしまった。「緊張は絶対にするもの」と割り切り、再び迎えた世界の大舞台。きっちりまとめたのは成長の跡だった。
 2年後のパリ五輪でさらに輝くためには、より高い次元での安定感を身に付けたいところ。「悔しいって思う前に、もっと練習をしっかり見直して、もっと強くなりたい」と出直しを誓った。

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