東京, 01月06日, /AJMEDIA/
5日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカの雇用統計の結果を受け円相場が一時、およそ3週間ぶりに1ドル=145円台後半まで値下がりしましたが、その後は円を買い戻す動きも出て荒い値動きとなりました。
5日のニューヨーク外国為替市場では、この日発表された先月の雇用統計で就業者数の伸びが市場予想を上回ったことから、アメリカ経済は堅調と受け止められ、ことしの早い時期にFRB=連邦準備制度理事会が利下げに転じるとの見方が後退しました。
このためアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利差の拡大が意識されて円売りドル買いが進み、円相場は一時、およそ3週間ぶりに1ドル=145円台後半まで値下がりしました。
その後に発表されたアメリカの非製造業の景況感を示す指標が市場予想を下回ると円は買い戻され、円相場は一時、1ドル=143円台後半まで2円ほど値上がりするなど荒い値動きとなりました。
市場関係者は「能登半島地震の影響で市場では日銀が今の大規模な金融緩和策を早い時期に変更するのは難しいという見方が出ていて、円が売られやすいことも荒い値動きにつながっている」と話しています。